久しぶりの投稿となります。
だいぶ寒くなってきましたが、皆さん元気にお過ごしでしょうか?
今日は不眠症についてです。
当院では女性の患者で寝ずらいとか、寝付けないとか、中には全く一睡もできないと訴える方もいらっしゃいます。
しかし来院された方たちは皆、施術後は寝られるようになるのでそれほど深刻な症状ではないように思われます。
ただ本来障害されている部位になにも施さないまま、入眠剤を多用していらっしゃる方も多いので、適切で早めの処置が肝要かと思われます。
臨床の経験から鍼灸は自律神経の症状について著効すると実感します。特に交感神経が過緊張の方たちには目覚ましい結果がでると思います。
不眠の原因の多くはストレスや不摂生な食事、不良姿勢から背骨周辺の筋が過緊張を起こし、交感神経を興奮させていることが原因です。
つまり背骨周辺の緊張の緩和と、姿勢改善を図れば、おのずと快方に向かうということです。
入眠剤は脳に直接作用させるので、一時的にはよいかもしれませんが、根本的な解決には至らないと思います。「なぜ脳が興奮するのか」というアプローチが抜けている為、本当の意味でのリラクセーションが得られないということです。結果として、交感神経優位から副交感神経優位にできないということです。
寝られないから仕事がつらいとか、育児がつらいとか悩んでいらっしゃる方は、ぜひ一度ご相談ください。