鍼灸治療は、鍼(はり)やお灸で体の経穴(ツボ)や経路を刺激することで、自己免疫力を高め、体本来が持っている自然治癒力に働きかけることで、病気やケガからの回復を促す伝統医学です。体の自己治癒力を活用するものであり、薬などのような副作用はありません。マッサージでは届かない深部の凝りを和らげる、急性、慢性症状共に効果的な治療法です。整体とは異なり生後1ヶ月の赤ちゃんからご年配の方まで安心して受けていただくことができます。
いわゆる“スポーツ鍼”と言われるものの多くは、局所の筋肉や神経を刺激することで局所の組織の回復をはかる方法です。
十分な刺激を与えるために鍼が太く、そのため治療に痛みをともなう場合が多いのです。
いわば西洋医学的、解剖学的な見地から行われている方法ですが、ただ彩り鍼灸整骨院は、なるべく少ない刺激で、より大きな効果を出す。さらに、筋肉だけではなく、内臓や精神面までも含め包括的な治療を大切にしたいと考えています。
なので、できるだけ多くの方に安心して来院いただけると自負しております。
子供からお年寄りまで、慢性・急性的なスポーツ障害はもちろんのこと、スポーツパフォーマンス向上を目指す方を、ベストな状態へ導くお手伝いをさせていただいております。
東洋医学的なアプローチを行う鍼灸では色々な効果が期待できます。
WHO(世界保健機関)が鍼灸療法の有効性を認めた疾患は下記のとおりです。
※上記疾患のうち「◎神経痛・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・◎腰痛」その他これらに類似する疾患は、鍼灸の健康保険の適用が認められています。
鍼治療は「痛そう」「怖そう」などというイメージから、敬遠される方もいらっしゃると思いますが、鍼自体は髪の毛よりも細く、刺すというよりもトントンとたたくようにして、瞬間的に皮膚を通過させてしまうため、ほとんど痛みを感じることはありません。出血もしません。心地よさに寝てしまう方も多くいらっしゃいます。
当院では、通常の鍼に電極を付けて微弱な電流を流し、筋肉や神経などを刺激するパルス治療も行っております。
慢性的な痛みや、症状の強い方におすすめです。
お灸って熱くないの?
お灸には大きく分けて、直接灸(透熱灸)と間接灸(隔物灸)とがあります。
直接灸は、皮膚に直にもぐさを置いて火をつけ人為的に簡単なやけどをつけることで、生体の防御作用を引き出します。燃え尽きるまでに取り除くタイミングがあり、その目的によっては小さな水泡や灸痕が残る場合があります。
間接灸は、皮膚ともぐさの間に熱に対する緩衝材を入れてすえることで、柔らかな温かさがゆっくりとツボに温熱刺激を伝えていきます。
直接皮膚にあてないため、熱さはそれほどなく気持ちがよい程度の刺激量です。当院では、間接灸を使用しております。
また、皮膚にテープを貼りその上に間接灸を乗せて治療を行いますので、やけどのリスクがありません。お灸って熱くないと効果がないんじゃないの?熱くなくてもお灸には効果があります。温まって血行が改善されると、自律神経が緩みリラックスできます。
ストレスの無い治療は、同時に他の治療効果も高めることができるのです。なお、鍼の強さ、お灸の熱さは選んでいただくことができますので、ガツンとくる鍼や熱いお灸をご希望の方はおっしゃってください。